- Home
- WEBデザイン×ホームページ制作
- 車に書いてある宣伝文句(文字)が逆の理由
ブログ
7.102015
車に書いてある宣伝文句(文字)が逆の理由
WEBデザイナーのヒロコです。
今日は私たちがたまに見かける不思議な広告について書いていきたいと思います。
大正や昭和の時代を題材にしたドラマや映画などにでてくる
看板や雑誌などで見ることができる右から左への逆横文字についてです!
どうして車に書いてある宣伝文句や、昔の日本の文字は逆に書かれているのか?
こういう文字や文のことです↓
日本語は明治になるまですべてタテ書きだったようですが明治になると、
外国からアルファベットが沢山入ってきたので横文字を受け入れざるを得なくなったそうです。
だけど、いままでずーーーーっと上から下、右から左のタテ書きだった日本が
あっさりすぐに外国の左から右の横文字文化を受け入れるのは難しかったのです。
たしかに、今まで使い慣れてきたものが、あるのに突然環境やルールは変わるのは、大変ですよね。
例えば使い慣れてるパソコンのOS(ウィンドウズなど)が変わると、見た目も使い方も変わるので、
また新たに使い方を覚えなければなりません。これって意外と大変に思えます。
特に日本人は初めての事や新しい環境に馴染むのが苦手な人が多い気がします。
変わらなきゃとはわかっていても、なかなか体と頭がついていかなかったり。
でも、それでもなんとかしなきゃいけない時だってあるんです!
昔の日本人が考えたこの問題の打開策とは?
横文字文化を受け入れたいが、文字のルールを急に大幅に変えることはしたくない・・・。
そこで打開策として生まれたのが「右から左」への横書きだったのです!
これならタテ文字の習慣をつぶすことなく、横文字も取り入れられる!というわけですね。
たとえばこんな風に今でこそ、外国の文字がすんなり日本の生活に混ざっていますが
当時の人たちからすれば、使うのに結構、抵抗があったでしょうね。。。
しかし、そこで「無理!」「やっぱり別々にする!」と投げやりにしないで、
一生懸命考えてその結果できたものには独特の面白さや魅力があると思います。
さすが生活の知恵と言うか、適応力という感じですね!
これもデザイン
そして、私はこれも一つの「デザインの力」だと考えています。
新しいこと、異なることを無理だと決め付ける前に
どうすれば良くなるか解決策を考える事が、新しいデザインに繋がります!
センスだけではなく、新しいことに新しい見方をしてみる勇気もとても大事だと思います!
これからも、デザインの視点で発見した面白いことや気になることを書いてきます。